井上和香ちゃんが、朝の連続テレビ小説「つばさ」に、篠田麻子役で出演中。
NHK総合テレビ 2009年3月30日(月) 〜 9月26日(土)
毎週 月曜日〜土曜日 8:15〜8:30(再放送 12:45〜13:00) 全156回 放送
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<井上和香ちゃん 連続テレビ小説 つばさ(22) 第66回>
● 「連続テレビ小説 つばさ」 (NHK総合テレビ)
http://www9.nhk.or.jp/asadora/tsubasa/index.html
出演 〜 玉木つばさ:多部未華子、篠田麻子:井上和香、松沢栄次:石橋蓮司、 他。
○ 第66回 愛の複雑骨折 (6月13日 [土] 8:15〜8:30 放送)より
『 「病院ラジオ」の公開生放送の日、松沢が退院することになった。つばさは、
二度と松沢に会わないと言う麻子(井上和香)に、放送を聞いてほしいと頼む。』
【 病院の談話室に作られた、「こいもスタジオ」からの公開生放送が始まる。】
・・・
浪岡 : (ラジオぽてとのブースから) 続きましては、ラジオぽてと初の
サテライト番組、“病院サテライト・スタジオ”を お届け致します。
・・・
竹雄 : (「こいもスタジオ」に、慌てて駆け込んで来て) つばさ つばさ!
麻子さん達 もう 行っちゃうみたいだよ。
つばさ : 迎えは三時の筈だけど!?...
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『 放送が始まるとすぐに老人ホームから迎えが来て、
麻子と松沢は親子の名乗りをしないまま別れることに・・・。』
【 ホームの職員がロビーにやって来て、麻子から松沢の荷物を受け取る。】
職員 : じゃぁ これ〜 先に車に積んで置きますね。
麻子 : あっ 御願いします。
職員 : ぁぁ はぃ。

【 ロビーで車椅子に乗り、麻子に背を向けている松沢に、麻子が声を掛ける。】
麻子 : じゃ 行きましょうかァ? 松沢さん。 (車椅子を押す。)
松沢 : 行くって〜 何処へ行くんだっけ? 看護婦さん。
麻子 : ホームですよ、 戻るんです。
松沢 : ァァ〜 そぅか そっかァ〜
松沢 : 看護婦さんも一緒かぃ?
麻子 : いえ、 私は行きません。
松沢 : そぅか、 来ないのかァ〜?

麻子 : ぇっ、 ですから ... ... これで もぅ お別れですね。
【 車椅子が玄関に近付いて来たので、ホームの職員がワゴン車の後部の
ハッチドアーを開ける。 麻子がその車を見て、立ち止まる。】
松沢 : どうしたんだぃ?
麻子 : ぃぇ ... 行きますね。
【 車椅子を押し、玄関に向かう麻子。 目に涙が溢れている。】
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『 とっさにつばさは「通りゃんせ」をラジオで流す。 それは幼いころ
病弱だった麻子のことを思い、松沢がいつも口ずさんでいた歌だった。』
【 つばさが、玄関ロビーに下りる階段から、声を掛ける。】
つばさ : 麻子さァん!
麻子 : (振り向いて、つばさの方を見る。)
つばさ : もう ちょっとだけ、待って貰えませんかァ?
【 つばさが階段を下りて、ロビーの車椅子の所にやって来る。
すると その時、「こいもスタジオ」からの放送が流れている、
ロビーのスピーカーから、「通りゃんせ」の曲が流れ始める。】
つばさ : 松沢さんがァ、一人でェ よく口遊んでいた歌です。

スピーカー : 通〜りゃんせ 通りゃんせ〜♪ こ〜こは ど〜この 細道じゃ〜♪
つばさ : この歌、川越が〜 発祥の地だって言う説があって、
この 天神様 は、川越の 三芳野神社がモデルだと言われています。

つばさ : (松沢に) その御守り、 三芳野神社の物ですよねェ? 想像
なんですけどゥ、 麻子さんがァ 七歳の頃、大きな病気を患って入院した時、
お父さんは心配で心配で堪らず、 三芳野神社の天神様にィ 願掛けをしてたん
じゃないかって思うんです。 「通りゃんせ」は、子供が 七つまで無事に
育った事が、歌われている歌です。 それを知ったお父さんは、入院している
麻子さんの枕元で、それこそ 祈るようにして歌ってたんじゃないかって。
麻子 : 良〜ぃ お話ねェ。
つばさ : はい。
麻子 : 子供の頃、 誰かが歌う「通りゃんせ」聞いた、 微かな記憶はある。
でも、 何処で誰が歌ってたなんて、覚えて無い!
松沢 : (歯を食い縛り、堪える。)
− − − − − − − − − − − − − − − − − − − −
つばさ : (松沢に手を差し出す。)
松沢 : (首から御守りを外し、つばさに渡す。)
つばさ : これを〜 見て下さい。 (麻子に御守りを差し出す。)
麻子 : (つばさから御守りを受け取り、中の写真を見る。
その写真を裏返して見ると、「麻子 7歳 退院」の文字。)
ゥ... ゥ... ゥゥ... ゥ〜 (;;)
麻子 : ゥ... (写真を元に戻し、御守りを松沢の首に掛ける。) ゥ... (;;)
お父さん... ゥ〜 ゥゥ ゥ... (T_T)
松沢 : ううっ!! (震える手で顔を覆う。) うう! ぅ ぅぅ ゥ うう〜!!
麻子 : (驚いて、つばさの方をを見る。)
つばさ : (麻子を見て) 松沢さん、 本当は 全部 覚えてるんです。
松沢 : ゥゥゥ〜 ゥゥゥ ゥ ゥ〜
麻子 : ゥッ ゥゥ ... ゥゥ ゥ〜 ゥゥ ゥゥッゥゥッ ゥ〜
ゥッ ゥッ ゥ (T_T)(松沢の腕にしがみ付く。)
・・・
つばさ : (涙を堪える。)
【 そこへ、ホームの職員が迎えに来る。】
職員 : 車〜は 準備 出来て ます けど... 松沢さん?
麻子 : あっ! あらあら 松沢さ〜ん! そんなにこの病院が気に入ったのゥ?
でも、 もう 行く時間ですからね!
ぁ ほら ァ〜 ほら ほら 涙 拭いてェ ゥフフ ゥ(ハンカチを差し出す。)
松沢 : (ハンカチを差し出した麻子の手を握る。)
すまないなァ! ... ... 看 護 婦 さん ... (ハンカチで涙を拭う。)

麻子 : ゥッ ゥ〜 さぁ 行きましょう! ゥ...
(車椅子を押して、玄関に向かう。)
つばさ : (見送る顔に、笑みが浮かぶ。)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【 「こいもスタジオ」。 真瀬達が、後片付けをしている。】
真瀬 : ァ 何とかなったみたいだな? ァ “捩じれた親子”の方も。
つばさ : えっ?
真瀬 : ハァ〜 お前の その顔みてりゃ、分かる。
・・・
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【 玉木家。 竹雄と加乃子が、縁側に並んで腰を掛けている。】
竹雄 : どうなっちゃうんだろうねェ? 麻子さんとお父さん。
加乃子 : 案外 今迄通りなんじゃない?
お互い分かってるけど、分かんない振りを続けるの。
竹雄 : そォんなァ〜! 折角つばさが頑張ったのにィ〜
加乃子 : 家族だった夫婦だって、お互いを思って演技するなんて事、
よくあるじゃな〜ぃ。
竹雄 : 演技ィ?
・・・
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