井上和香ちゃんが、朝の連続テレビ小説「つばさ」に、篠田麻子役で出演中。
NHK総合テレビ 2009年3月30日(月) 〜 9月26日(土)
毎週 月曜日〜土曜日 8:15〜8:30(再放送 12:45〜13:00) 全156回 放送
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<井上和香ちゃん 連続テレビ小説 つばさ(21) 第65回>
● 「連続テレビ小説 つばさ」 (NHK総合テレビ)
http://www9.nhk.or.jp/asadora/tsubasa/index.html
出演 〜 玉木つばさ:多部未華子、玉木竹雄:中村梅雀、玉木加乃子:高畑淳子、
篠田麻子:井上和香、松沢栄次:石橋蓮司、ラジオの男:イッセー尾形、
真瀬昌彦:宅間孝行、 他 。
○ 第65回 愛の複雑骨折 (6月12日 [金] 8:15〜8:30 放送)より
『 麻子(井上和香)が実の父の死にざまを見届けるために松沢を看病していると聞き、
つばさはショックを受ける。帰宅したつばさに竹雄が自分の過去を打ち明けようと
するが、加乃子がすんでのところで止め、絶対に過去を隠しとおすようクギを刺す。』
【 つばさが、家で 畳の上に寝転んでいると、ラジオの男(ラ男)が現れる。】
・・・
ラ男 : まぁ しかし 今回ばかりは、刺激 強過ぎたよな!
つばさ : 刺激って 何?
ラ男 : 麻子さんの事だよゥ! ありゃ〜 何て言うのかねぇ、心に抱えた
深い闇とでも、言うのかねぇ〜! 何れにしろゥ 深入りは禁物だぜェ!
つばさ : だけど、このまま 麻子さんの事 放っとけないよ。
ラ男 : 御節介にも程があるなァ〜! 何時も何時もだけど〜ゥ。
つばさ : だって、愛してるのに憎むなんて悲しいでしょぅ。
ラ男 : ァ 麻子さん そう言えば、“捩じれてる”とか言ってたな。
つばさ : ゥン 私は 大切な人の前では、素直でいたいの。
ぅん ん 真っ直ぐな心でいなくちゃ、誰かを好きでいる意味なんか、無い。
【 竹雄が、戸をノックする。】
竹雄 : いいかなぁ〜? つばさ。
つばさ : ぁ ぅっ うん!
【 竹雄が、つばさの部屋に入って来る。】
・・・
つばさ : それより 何?
竹雄 : ぁぁ〜 ぃゃ 廊下 通ったらさ、声が聞こえて
「麻子さん」 とか言ってたから。
つばさ : ァ〜 最近 独り言が増えちゃって、年取った所為? っふふ ふ (^^)
竹雄 : ねぇ? 麻子さんと、何かあったの?
つばさ : ぁっ ん ぅん! ァノ あのね
麻子さんからね、看病してる松沢さんの事 聞いちゃったの。
竹雄 : ひょっとして ぁの お父さんが 極道...
つばさ : えっ! お父さん 知ってたのゥ?
竹雄 : ぁの さぁ... つばさが〜 麻子さんの立場だったら、どうかなァ?
つばさ : 麻子さんの立場ってェ?
竹雄 : ん ぁの 仮の話だよ、 ぅん〜 もしも 僕が ご く...
− − − − − − − − − − − − − − − − − − − −
【 その時 行き成り、加乃子が戸を開ける。】
加乃子 : 御苦労様! 竹ちゃ〜ん!! (^^)
竹雄 : ァ 加乃子さん!?
つばさ : 何なのゥ?? “御苦労様”って?
加乃子 : ぃゃぃゃぃゃ! だから ほら 竹ちゃんね、風邪引いてたのに仕事休まず
遣って呉れて、(竹雄を、背後から抱え起こす。)
竹雄 : そうか!?
加乃子 : あの 御苦労様って事よ〜ゥ! ぅふふ (^^)
竹雄 : ぇぇっ!?
加乃子 : ほら 来て来てェ!! (竹雄を連れて行く)
竹雄 : どうして?? 何すんだ??
・・・
【 加乃子が、竹雄を屋根の上に連れて行く。】
・・・
加乃子 : 絶 対!! 駄目だからねェ!!
竹雄 : ぇ!?
加乃子 : 竹ちゃんの昔の話は!! 父さんと私の三人だけの秘密なんだからぁ!!
竹雄 : ぁ ぁ ぁぁ ぁ...
・・・
【 つばさの部屋。】
つばさ : 何やってんだろぅ?? ぉ母さんとぉ父さん。
ラ男 : 色々あんだよぅ!
つばさ : 色々ってェ?
ラ男 : 夫婦なんてのはねェ、嘘で取り繕ったり、
分かっても分かんない振りしたり、演技したり、 色々大変なんだぃ。
つばさ : どうして そんな、 演技したり 分かってても分からない振りしたり...
ぁ! (翔太の病室に行った時の、松沢の行為を思い出すつばさ)
演技!? でも どうして?
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『 つばさは、松沢が認知症のフリをしていることに気づき、
「麻子と正面から向き合って親子の名乗りをするべき」と松沢を説得する。』
【 病院の談話室で、松沢がお守りの中の女の子の写真を見ている。】
松沢 : (口遊む)通〜りゃんせ 通りゃんせ〜♪ こ〜こは ど〜この 細道じゃ〜♪
【 つばさが、松沢の居る談話室の入り口に来て、松沢に声を掛ける。】
つばさ : 何時も、「通りゃんせ」なんですね。
松沢 : (!?) ぁは こりゃぁ 若い看護婦さん、今日は ァ... (写真を仕舞う)
つばさ : 看護師じゃ ありません。
松沢 : 通〜りゃんせ...
つばさ : 昨日は 有難う御座いました!
松沢 : 何の事だっけ?
つばさ : あの時、松沢さんがコップを落として呉れなかったらァ、
翔太 私が来てぃる事、気が付かないままでした。
松沢 : 翔太って、どの先生だっけなァ? ェ〜
つばさ : 私の前で、翔太に あれ以上の事 言わせちゃいけないと思って、
わざと遣って呉れたんですよねェ?
松沢 : 通〜りゃんせェ 通〜りゃんせ〜♪
つばさ : あの時は、それ所じゃなくてェ... でも、気が付くべきだったんです。
松沢 : こ〜こは ど〜この 細道じゃぁ〜♪ 天神様の 細道じゃぁ〜♪
つばさ : 物忘れが激しくて、相手が誰かも覚えられないと言うのは、
松沢さんの演技なんですねェ? あの時も そうでした。
「こえど」の女将さんが、婚約者だった方に詰め寄られて困っていた時、
松沢さんが絶妙なタイミングで現れて、女将さんを助けて呉れました。
全てが分かっていないと、あんな真似は出来ません。
松沢 : ... ...
つばさ : 差し出がましい事は 分かってます。 でも 私...
松沢 : ... ...
つばさ : だって 麻子さん... この世で 一番 大切な人なんでしょう?
松沢 : 麻子には〜 内緒にしてて 呉れないかァ、頼む。
つばさ : そんなの おかしいです、
本当の親子なのに、どうして分からない振りなんか!?
松沢 : 初めて〜 ホームで あいつを見掛けた時はァ、びっくりしたよぅ。
十年近く会ってなかったがァ、 直ぐに分かった。 だから俺は、
咄嗟に 惚けた振りをしたんだ。 ハ ァ 散々悪さして来た俺の
娘だと分かったら、 世間様に どんな目で見られるか分かりゃしねぇ。
それに、 自分の事を 娘だとも 覚えてねぇ父親だったら、
見捨てたってェ、 心は痛まねぇだろぅ、 そう思ったんだぃ。
つばさ : だけどゥ 言いたかったんでしょ? 覚えてるって、
麻子さんに本当の事 言いたかった筈です。
松沢 : 今更どの面下げて、そんな事が言えるんだょ?
つばさ : ぇっ?
松沢 : 俺は もぅ ォ 覚悟は出来てんだァ。 このまま〜
麻子とは何の関係もねぇ、 只の爺として 死んで行くってのは。
つばさ : そんなァ?
松沢 : それが俺に出来るゥ、 唯一の罪滅ぼしだァ。
だから頼む! 麻子には 内緒にしてて呉れ、頼む!
つばさ : その写真、 麻子さんの写真なんですねェ?
松沢 : (写真が入った御守りを、つばさに渡す。)
【 つばさが渡された御守りの写真を見ると、花束を抱えた 六〜七歳の女の子が
写っていた。 写真を裏返し、そこに書かれた文字に、目を留めるつばさ。】
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【 病院の廊下で、老人ホームの職員が麻子に連絡をしている。】
職員 : 明日ァ 退院ですって フフ、予定通り 三時に 車で迎えに来ますね。(^^)
麻子 : 分かりましたァ。
職員 : ホームの方にも、またァ 顔 出して下さい。(^^)

麻子 : ぁ それがァ 暫くは〜 お店の方 ちゃんとやらないと ちょっと...
職員 : ぁ〜! ハハ そうなんですか。
麻子 : 当分、ホームの方には 伺えなくなると思います、 すみません!
職員 : ぁ ぃぇぃぇ、 こちらこそ 無理言って すいません。 じゃ ハ (^^)
麻子 : ァ
【 廊下に出たつばさが、話中の麻子を見掛ける。
そして 話が終わって一人になった所で、麻子に声を掛ける。】
つばさ : 麻子さん、今の話?
麻子 : つばさちゃん、 聞いてたの?
つばさ : ひょっとして、もぅ 松沢さんには 会いに行かない積もりなんですかァ?
麻子 : ... ... ええっ!

つばさ : どうしてェ?
麻子 : 疲れたのよ、 誰かを憎むって 結構エネルギー要るし、
それに、あの人の惨めな姿は、もぅ十分味わえたから。
つばさ : そんなァ?

麻子 : 捩じれた親子も、明日でお仕舞いね。
その方が、つばさちゃん的には、却って気が楽なんじゃない?
つばさ : ... ...
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【 川越キネマ。】
つばさ : (松沢の、「覚悟は出来てんだァ、麻子とは何の関係もねぇ、只の爺として
死んで行くってのは。」の言葉を思い出して) どうしたら いいんだろう??
・・・
真瀬 : (優花が) もぅ 六歳で あんなけ生意気なんだぞ ほれ、
思春期が思いやられるよ! ほんと。
つばさ : 大丈夫ですよ。
真瀬 : えっ!?
つばさ : だってェ 真瀬さんは、ちゃんと優花ちゃんに お父さんって名乗れたし、
優花ちゃんも真瀬さんの前で、ちゃんと娘でいて呉れるんだから。
真瀬 : 又ァ 何か抱え込んでんのか? 話 位だったら、聞いてやるぞ。
つばさ : いえ。
真瀬 : そっかァ だったら仕事だァ、 病院サテライト・スタジオの、ほら
子供向けの〜 番組の流す曲、決まってねぇんだ。 ほら お前 選定しろ!
・・・
【 真瀬から「日本の心 童謡全集」を渡されて、ページを開くつばさ。】
つばさ : 「通りゃんせ」、 発祥は 川越市の 三芳野神社と言われている。
ひょっとして ... 何とか出来るかも...
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【 病院の談話室に作られた、「こいもスタジオ」(ラジオぽてとのサテライト・スタ
ジオ)。 入院患者達が集まっている中へ、加乃子や竹雄も駆け付けて来る。】
・・・
真瀬 : おい“いも”! このゥ 選曲した童謡ってのは、これで良いのか?
つばさ : ぁっ はい! それで御願いします。
真瀬 : ぉ前、それにしたって 何だって こんな曲ゥ!?
つばさ : “捩じれた親子”を、 どうにか元に戻せるかも知れないんです。
真瀬 : “捩じれた親子”??
・・・
真瀬 : (ラジオ局のスタッフ達に)
良っし! 本番 十分前だ! 各自 諸々最終チェック!
・・・
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【 病室で麻子が松沢の退院の仕度をしていて、傍らで松沢が車椅子に座っている。
その病室に つばさが入って来る。】

つばさ : 失礼しま〜す!
麻子 : つばさちゃん!
つばさ : 老人ホームのお迎え、三時でしたよねェ?
麻子 : ぅん。
つばさ : (病室の人達に呼び掛ける) 皆さ〜ん! 病院サテライト・スタジオ、
二時からやってますんで、是非 聞きに来て下さい! 松沢さんも 是非!

麻子 : 時間が有ったら、覗かせて貰うわ!
つばさ : 有難う御座います。 (廊下に出て、麻子と松沢を見る)
【 ラジオの男 : おいおい つばさ〜!
“捩じれた親子”を、一体どうやって元に戻すんだい? 】
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