● 「水曜ミステリー9 ブランド刑事3 〜偽ブランド和牛殺人事件〜」
(テレビ東京 7月30日 [水] 21:00〜22:48 放送) より
http://www.tv-tokyo.co.jp/mystery9/080730/index.htm
出演 〜 桐原真実(警視庁大塚東署・ブランド刑事):東ちづる、
柳井正太郎(警視庁大塚東署・ブランド刑事):金子貴俊、
草野花子(草野家三女・正太郎の幼馴染み):井上和香、
草野雪子(草野家長女・老舗割烹旅館『草野』女将):黒田福美、
瀬戸清恵(『草野』仲居頭):立石凉子、織部久恭(『草野』板長):山田明郷、
有田月子(草野家次女):松尾れい子、丹波吾郎(元「草野」で板前):中根徹、
鍋島有朋(土肥署・警部):飯田基祐、萩亮輔(土肥署・巡査長):中村昌也、 他 。
【 鳥居の前 】
瀬戸 : 何 言ってんだかぁ!? 私がやったって言う証拠でも、あるんですかぁ?
桐原 : ゥッ フ〜 (^^) 清恵さ〜ん、貴方 警察に証言したわよねぇ?(峰子
が殺害された夜八時半頃、有田が裏の木戸から出て行くのを、瀬戸が食器庫
から見たとの証言) でも あれは、 恰も 有田さんが犯人だと思わせる
為の、偽の証言。 貴方 肝心な事をミスしたの。 それは、食器庫の窓よ。
桐原 : あそこから 裏の木戸は見えない訳。 少し前迄は、見えていたんでしょう
ねぇ。 でも今は、間の木の葉っぱが生い茂って、 木戸から出て行く人を
見る事は出来ないの。 詰まり貴方は、嘘を吐いてる。 何故嘘を
吐く必要があったのか? 理由は一つ、 貴方が犯人だからょ。
雪子 : 清恵さん、 何で そんな事を?
瀬戸 : お金の為に、決まってるじゃない! 私の実家も、 「草野」と
同じ様に、 古くからの割烹旅館だった。 でもね、 「草野」の料理が
評判なってから、 お客を全部奪われた。 結局〜 旅館は倒産、
父親は自殺したわ。 私は「草野」の所為で、 何もかも失ったのよ。
雪子 : 父は〜 そんな清恵さんを心配して「草野」に...
瀬戸 : 情けを掛けられて、 喜んだと思うぅ!? 冗談じゃないわよ!
「草野」の仕事は 屈辱でしか なかった! でもねぇ、一つだけ
面白い事があったわ、 客の馬鹿さ加減よ。

瀬戸 : 皆 土肥牛って名前だけで大騒ぎ。 本物かどうかも分からない馬鹿な
客相手に、 高い土肥牛を出す必要なんか、 初めっから無かったのょ。
雪子 : そんなぁ!?
桐原 : それは違う! 確かに、 土肥牛が本物かどうか見抜ける人は、少ない
かも知れない。 でも 皆 土肥牛と言うブランド、それに 「草野」と言う
ブランドを、 信じてるからこそ 高いお金を払うの。 ブランドはねぇ〜
桐原 : 只の看板じゃない! そこに関わってる人が、信頼に応え様として、誇りを
持ち 長い時間を掛けて、 血の滲む様な努力をして作り上げた物よ。 その
ブランドを踏み躙り、他人の信頼を 平気で裏切る様な真似、絶対許さない!
【 そこへ、雪子の以前の恋人であった丹波吾郎が、駆け付けて来る。】
丹波 : 雪子さ〜ん!!
【 織部が丹波の方を見た隙を突いて、鍋島が織部に飛び掛かり、織部の手から刃物を
叩き落として、織部を取り押さえる。その時、瀬戸がその場から逃げ出そうとする。】
柳井 : 逃がしませんよ!
萩 : (柳井に襲い掛かった瀬戸を、後ろから取り押さえる)
鍋島 : 織部久恭、瀬戸清恵!!
久谷峰子、及び 有田元信殺害、及び(雪子の)殺人未遂現行犯で逮捕する!
織部 : ああっ!! (織部と瀬戸が逮捕される)
瀬戸 : (溜め息) ハァ...
柳井 : (逮捕された瀬戸に) 土肥牛偽装についても、後で取り調べさせて
貰いますよ。 (瀬戸が持っている「秘伝の書」を、取り戻す。)
【 鍋島警部と萩巡査長が、織部と瀬戸を連行して行く。】
織部 : ああっ ああ〜っ!
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【 湖岸 】
花子 : 雪子姉ちゃん、 これぇ(秘伝の書) 見ても良いかな?
雪子 : ゥン
【 花子が秘伝の書を開けると、そこには「雪月花時最憶君」と書かれていた。】
月子 : これだけぇ!? ァ 何が書いてあるのかと思ったら、
これじゃぁ 何の役にも立たないじゃない?
桐原 : そんな事ないです。 それって、凄く素敵な言葉ですよ! 「雪月花の時、
最も君を憶う」。 雪子さんは 御存知だったんじゃありませんか?
雪子 : (頷く)

桐原 : 雪と 月と 花の美しい時、人は 一番大切な人を憶う。
そんな風に、お客様を持て成そう。 恐らく初代はそう願って、
この秘伝の書を残したんでしょうね。
雪子 : ェェ、 そして父は、 私達の名前に その願いを託したんです。

桐原 : 雪子さん、 月子さん、 花子さん、 姉妹三人 力を合わせて、
「草野」を守って欲しいって。
雪子 : その通りです。 父は私に 「草野」と 妹達を頼む、 そう言って〜
秘伝の書を渡して呉れました。 私は〜 父の思いに応えよと必死で、
ァ だけど 何一つ守る事は出来なかった。
桐原 : 雪子さん? これからなんじゃないですか?
お父様が望んだ様に、 三人で本当に力を合わせる事が出来れば。
月子 : お姉ちゃん、 これからは、 もっと〜 私にも手伝わせて!

花子 : 私も! (^^)
【 雪子が、丹波の居る方に歩み寄る。】
雪子 : 丹波さん? 御願いがあります。 私達三人に、力を貸して下さい。
丹波 : 私で良ければぁ〜 喜んで!
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【 鍋島が、柳井屋に居る桐原に、事件のその後の経過を伝えに来る。】
鍋島 : あの後〜 ステーキハウス「マタドール」オーナーの砥部に、
任意同行を求め 聴取しました。
桐原 : でぇ〜 どうだったの?
鍋島 : 砥部は〜 清恵と織部に抱え込まれていました。
マタドールの売り上げの一部を、二人に流していたそうです。
桐原 : 三人共、グルだったって訳かぁ!
鍋島 : その様です。 東京に立たれる前に、伝えておこうと思いまして、 では...
桐原 : では! (出て行こうとした鍋島の背に向かって) 鍋ちゃん!
鍋島 : (振り向いて) 鍋ちゃん!?
桐原 : 今度は正真正銘 本物の ロレックス、 買いなさいよ〜
鍋島 : ああ! これ ぁっは (^^) その節は、御同行願います!(敬礼)
桐原 : 喜んでぇ! (^^)
鍋島 : では!
桐原 : では!(敬礼) ぅっふ (^^)
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【 柳井が草野花子との待ち合わせの為、先にお花畑の休憩所に来て待っている。】
・・・
花子 : 正ちゃ〜ん お待たせ〜! (^^)
柳井 : ァ 花ちゃん 僕は これから、 大事な話をしよと思います。
花子 : ェッ 私も〜!
柳井 : ええっ! 花ちゃんも?
花子 : ゥン
柳井 : でも 僕は男です、 僕から言います。

花子 : (頷く)
柳井 : 草野花子さん、 僕は... 僕は... 貴方の事がぁ...
【 柳井が、ポケットに手を入れて指輪を取り出そうとしたその時、花子を呼ぶ声。】
萩 : 花子さ〜ん!
花子 : ァ ァ (^^)
萩 : (手を振りながら駆けて来る) 花子さん! (^^)
花子 : あのね 正ちゃん! 私〜 萩さんと 結婚するのぅ!
(指に嵌めた婚約指輪を、柳井に見せる)
柳井 : 結... 結婚!?
萩 : ええ! 今回の事件を切っ掛けにぃ 知り合って、 急なんですけど。
柳井 : ええっ!? じゃぁ〜 「刑事さんが素敵だ」って 言ってたのは?
花子 : ゥン、 これからは、 彼と二人で お姉ちゃんを助けて〜
「草野」を守って行こうってぇ! (^^)
そう決心出来たのは、 正ちゃんのお陰だからぁ! 本当に、 有難う!
柳井 :... ... ...!?!?
【 花子と萩が去って行った後、柳井がポケットから箱を取り出して、 中の指輪を見ていると、そこへ桐原がやって来る。】
桐原 : 正太郎!
柳井 : (慌てて、桐原に見られない様に、指輪ををポッケトに戻して)
何 何です? 笑いにでも来たんですか? どうせ僕は駄目ですょ。
桐原さんの言う通り、 さっさと告白しないから。
桐原 : 行くわよ! (柳井に720mlの酒瓶を見せて)
この先にねぇ、 も〜っと景色の良いとこ見つけたの〜 (^^)
柳井 : ァァ〜 桐原さ〜ん!... ァ ァ (^^)
柳井 : そうだ 桐原さん! 桜田さんに御土産 買って、帰りましょうよ!
桐原 : 何で あんたが言うのよ〜!?
柳井 : い〜ですから、 西伊豆の名産って言えば、土肥牛でしょう?
【 「ブランド刑事3 〜偽ブランド和牛殺人事件〜」 終わり 】
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