2008年08月25日     (>> 井上和香ちゃん ファンサークル 最新記事へ)

井上和香ちゃん ブランド刑事3 偽ブランド和牛殺人事件(8)

井上和香ちゃん ブランド刑事3 偽ブランド和牛殺人事件(8)>

● 「水曜ミステリー9 ブランド刑事3 〜偽ブランド和牛殺人事件〜」
(テレビ東京 7月30日 [水] 21:00〜22:48 放送) より
http://www.tv-tokyo.co.jp/mystery9/080730/index.htm

出演 〜 桐原真実(警視庁大塚東署・ブランド刑事):東ちづる、
柳井正太郎(警視庁大塚東署・ブランド刑事):金子貴俊、
草野花子(草野家三女・正太郎の幼馴染み):井上和香
草野雪子(草野家長女・老舗割烹旅館『草野』女将):黒田福美、
柳井麗子(正太郎の祖母・置屋『柳井屋』女将):銀粉蝶、
鍋島有朋(土肥署・警部):飯田基祐、有田月子(草野家次女):松尾れい子、 他 。

【 桐原と柳井が、「柳井屋」にやって来る。】

桐原 : ァァ〜 完全にお手上げ!  訳 分かんない! ァ〜
    てっきり「草野」からマタドールに、土肥牛を横流し
    してるぅって思ったのに、 私の勘違いだったのかなぁ〜

【 柳井が、久谷峰子の写真に手を合わせている芸者(若尾)の背に、声を掛ける。】

柳井 : 若尾さん?
若尾 : (振り向いて) 峰子にねぇ(お供え物を)、 あの子の〜 好物だったの!
    何だかんだ言って、 峰子は私にとって 妹みたいな存在だったから。
桐原 : ぁ〜 それでぇ〜  写真も二人で写ってたんですね?

若尾 : 写真?
柳井 : ぁ〜  ぁ これ ァ。(若尾に、峰子が持っていた写真を渡す)
若尾 : そうそ〜ぅ  (一枚目の写真) 素顔はこんなに あどけなかったのにね。
    (二枚目の写真) でも〜 芸者姿は誰よりも色っぽくてぇ。

桐原 : (若尾の見ている二枚目の写真を見て) へ!?  へぇ〜っ!!?
    峰子さんの横に写ってるの、 マタドールのオーナーぁ!? ァァ?
若尾 : そうょ  随分〜 峰ちゃん 贔屓にして呉れてねぇ。

桐原 : ぇ〜っ!?   気付かなかった!
柳井 : ホン 間違いありませんよ!  やっぱり峰子さんとマタドールと「草野」、
    三つは繋がってたんです!
桐原 : でも 私が 先「草野」で食べたのは、  間違いなく本物の土肥牛だった。
    ぁぁ〜! 一体どうなってんだぁ〜 分かんない??

【 柳井麗子が帰って来る。】

桐原 : ァ!
麗子 : ぁら 正太郎!  また来たのかい?
桐原 : お邪魔してます。

柳井 : お祖母〜ちゃん!  そうだ! この前 僕が残してた こごみの天婦羅!
    あの後 バタバタ東京帰って、置いて帰っちゃったんだけど、
桐原 : 今 天婦羅の話しするかぁ〜!
麗子 : 疾っくに食べちゃったぁ〜!

柳井 : そ〜んなぁ〜! 後で食べようと思って、残してたのにぃ〜!?
麗子 : 残ってる訳 ないじゃないかぁ〜!   相変わらずだねぇ〜 正太郎は!
柳井 : ハ〜ァ〜!

桐原 : 残す...     は〜ぁ〜! そうかぁ! 残してたんだぁ!
柳井 : はい?
桐原 : 出かした 正太郎〜〜ぅ!!   分かった ぁははは はぁ〜!
    今度こそ  本当に事件の絡繰が分かった!

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【 桐原が、柳井屋に鍋島警部と草野花子を呼ぶ。
柳井屋のテーブルの上には、ホットプレートが置かれている。】

鍋島 : 行っき成り呼び出したと思ったらぁ〜  これなんです!? 急にぃ。
桐原 : 「草野の看板に偽りあり」の手紙の意味、
    峰子さん殺害 有田さん殺害の、 犯人が分かりました。
鍋島 : さ 殺人!?  芸者の久谷峰子は兎も角、有田は自殺だと言っ...
麗子 : シ〜  静かになさい。

桐原 : 今回の事件の最大の鍵を握るのは、 高級ブランド牛 土肥牛。
鍋島 : だ か らぁ!  土肥牛の肉と殺人、どう関係があるんですか?
麗子 : ああ!! あっ あっ! ぁ ぁ ぁっ!
桐原 : 正太郎?  持って来て!
柳井 : はい!

柳井 : こちらが 「草野」で出している お肉、
    そして こちらが、市場で買った土肥牛の お肉です。
麗子 : 私には、同じお肉にしか見えないけどねぇ〜?
桐原 : 確かに、このままじゃ分かりません。  でも少し手を加えると、
    二つの違いは、はっきり見えて来る筈です。

桐原 : それでは、  鑑定を始めます。

【 ホットプレートに二つの肉を乗せて、スイッチを入れる。】

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【 その頃 臨時休業の「草野」で、雪子が躊躇いつつも、決心して板場に入る。】

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【 柳井屋で、桐原らが肉の鑑定。】

鍋島 : 御 大 層に、何をするかと思えば、これ ただ焼いてるだけじゃないですか?
    これが どうして鑑定だなんて!?
桐原 : そろそろね?
鍋島 : ぇっ!?
桐原 : 違いに 気付かない?

柳井 : ほら! 市場で買ったこっち(土肥牛)の牛肉の方だけ、
    脂身が融けてますよ!

井上和香ちゃん ブランド刑事 01


花子 : ほんとだぁ〜!
麗子 : でも、 「草野」の牛肉の脂身は、まだ融けて無いわね。
鍋島 : どう言う事ですか?

井上和香ちゃん ブランド刑事 02


桐原 : 土肥牛の特徴である、 蕩けるような舌触り、 その舌触りを生み出すのは
    「さし」、詰まり脂身の部分。 その脂肪融点が、 低いからなの。
鍋島 : 脂肪融点?
桐原 : 脂身が融ける 温度の事。
鍋島 : ァ ゥ〜ン。

柳井 : 調べに拠ると、他の和牛の脂肪融点が26度前後であるのに対し、
    土肥牛の脂肪融点は 17度でした。

井上和香ちゃん ブランド刑事 03


花子 : 9度も違うの!?
柳井 : ぅん しゃぶしゃぶ用の薄い肉なら、 掌に乗せただけで、
    体温で〜 脂身が融け出す事も あるそうです。

井上和香ちゃん ブランド刑事 04


鍋島 : ゥン! と言う 事 はぁ?

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【 「草野」で板場に入った雪子が、冷蔵庫の扉を開けて、 その中を調べて回っている。 そして、と 或る所を見た時、驚きの表情になる。】

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【 柳井屋での、肉の鑑定の続き。】

桐原 : 二つの牛肉、脂身が早く融け出した方は、間違い無く本物の土肥牛、
    そして、  草野の牛肉は  土肥牛じゃ無い!
花子 : ェェ!?

鍋島 : 「草野」の牛肉が、土肥牛じゃ無い!?
柳井 : 詰まり、  「草野」は土肥牛だと偽って、ノンブランドの牛肉を
    お客に出してたんです。

麗子 : ま〜ぁ!
花子 : 待って下さい! 料理評論家の常滑先生は、「草野」の土肥牛は本物だって
    仰っていました!
桐原 : そ〜ぅ、 それこそが今回の事件の最大の謎だったの!
    私が最初に、 「草野」でランチを食べた時、

【 桐原が、最初に「草野」でランチを食べた時の回想。

桐原 : ぅぅ〜ん?? 何て言うか、 期待してた程じゃ無いわねぇ〜 】

桐原 : あのステーキは、 本物の土肥牛とは、 程遠い味だった。
    なのに、(芸者に変装しての)潜入捜査の時 食べた牛肉は、

【 芸者に変装して、「草野」に潜入した時の回想。

桐原 : 美味し〜ぃ!   ェ  この前 食べた時と 全然違う! 】

桐原 : 一体 何故こんな事が起きたのか?   私は最初、
    「草野」が仕入れた土肥牛は、全てマタドールに横流しをしてると考えた。
    でも実際は違ってた。   犯人は残してたの、本物の土肥牛を。
花子 : 残す?

桐原 : そう、 事件の絡繰、 真相は こう言う事だったの。   (碁石で説明)
    白い碁石を 本物の土肥牛、 黒い碁石を ノンブランド牛とします。

桐原 : 「草野」は土肥牛を仕入れた後、一部を残して マタドールに 横流しをする。
    そして 横流しをした 分を、別に用意した ノンブランド牛に 擦り替える。
    こうして一見のお客には、土肥牛と称して 擦り替えた ノンブランド牛を、
    常連客や常滑先生の様に、食べ慣れたお客には、残した 本物の土肥牛を、
    出してたって 訳。

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麗子 : 成る程〜  それなら全ての辻褄が合うわねぇ。
桐原 : ぇぇ、  因みに この擦り替えで、犯人が手に入れた利益は、 正太郎?
柳井 : はい、  調べに拠ると、「草野」は土肥牛を、卸値の半額で横流し
    していました。  マタドールが一ヶ月に使う土肥牛は二百kgですから、
    一ヶ月の横流しで手に入れる金額は、凡そ四百万円になります。

花子 : 一年間で、四千万円以上も!
柳井 : ゥン、 「草野」がステーキ懐石を始めた三年前、
    そこから犯行が行われてぃたとすると、一億以上なる筈です。
麗子 : ハ〜!
鍋島 : 詰まり この牛肉の擦り替えが、今回の殺人に繋がった訳ですか?

桐原 : ぇぇ、  マタドールのオーナーに、贔屓にされていた峰子さんは、
    この 土肥牛擦り替えの計画を 知ってしまった。
    そして 何らかの方法で、土肥牛シールの写真を撮った。
柳井 : それが、この写真です。
    この固体識別番号は、「草野」に卸された土肥牛だと言う裏も取りました。

桐原 : 峰子さんは、この写真を使って犯人を脅そうとして、殺されたんです。
麗子 : じゃぁ〜  有田さんは〜 どうして?
桐原 : 有田さんの自殺の原因だと思われていた、佃煮の賞味期限偽装は、隠れ蓑
    だったの。 土肥牛擦り替えこそが、有田さん殺害の 本当の動機でした。

鍋島 : 有田も擦り替えを知っていたと言う事ですかぁ?
桐原 : 有田さんと峰子さん、愛人関係にありました。
    有田さんも、この 擦り替えの計画に気付いて、峰子さんと同じ様に、
    犯人を脅そうとしたとしても、 不思議ではありません。

井上和香ちゃん ブランド刑事 05


花子 : それでぇ、犯人は有田さんの口も封じようとしてぇ...
桐原 : 有田さんを殺害すれば、 峰子さん殺しの 濡れ衣まで着せる事が出来る。
    犯人にとっては 一石二鳥の 計画だったんですね。
麗子 : 何て人かしら〜!  牛肉の偽装を誤魔化す為に、 二人も人を殺すなんて!
鍋島 : でぇ! その肝心の犯人は、一体 誰なんです?

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【 「草野」の板場を調べていた雪子が、慌てて板場の外に出たところ、 その板場から出た先の廊下で、月子と出会う。】

雪子 : ぁっ!
月子 : お姉ちゃ〜ん!?
雪子 : 月子!
月子 : 何やってるのぅ!? 勝手に板場に入るなんて!

【 雪子が黙って通り過ぎようとする。】

月子 : ぁ ちょっと (雪子の体を掴んで、引き止める)
雪子 : ぁ  離して! (月子の掴む手を振り離して、急ぎ足で去って行く)
月子 : お姉ちゃん!?

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