● 「オトコマエ!」 (NHK総合テレビ 7月26日 [土] 19:30〜20:00 放送) より
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/otokomae/html_oto_story13.html
出演 〜 北町奉行所 吟味与力 藤堂逸馬:福士誠治、評定所 吟味物調役 武田信三郎:
斎藤工、北町奉行 遠山金四郎景元:柴田恭兵、佐和膳 女将 佐和:井上和香、
武田のぶ:浅田美代子、茜:近野成美、仙人:藤村俊二、鳥居耀蔵:片岡鶴太郎、他。
【 仙人が、喧喧諤諤とした部屋の、襖を開ける。】
茜 : ぁ!?
藤堂 : 仙人!?
遠山 : ァ 仙 人!!?

仙人 : 朝は必ず、昨日 教えた事の御浚いをせいと 言うた筈じゃが、
また余計な無駄話をしておるのかぁ? 金四郎。
遠山 : は... ぁ... はぃ...
武田 : “金四郎”!?
仙人 : お前は 一番の年長だから、しっかり皆の手本になれと、
わしが言うたのを忘れておるのか? 全く 何時迄 経っても、
お前は わしが御湿めを替えた時から、ちっとも成長しておらん。
坪井 : ぉっ 御っ湿めを!? フフ (^^) 遠山様の!?
遠山 : (小声で) 坪井...
仙人 : 信三郎。
武田 : ぁ はい!
仙人 : 御父上は、そんな情けない姿を知ったら、きっと明日の朝稽古で、
また厳しく扱かれるぞ、 しっかりせんのか!
仙人 : 逸馬。
藤堂 : はい!
仙人 : 学問をせい、学問を身に付け、体を鍛錬し、誰にも負けぬ 強い心を持て。
そうするのは お前には、何よりの 支えじゃ、 分かるな 逸馬。
藤堂 : はい。
仙人 : これからの世は、己自身の強さこそが大切じゃ。 建前とか 家柄とかは、
そんな物に臆するな。 然も無くば、男らしい男には なれんぞ。
藤堂 : はい、 有難う御座います。
仙人 : 男はのぅ、時々 寝惚けた事を言い出す者じゃ。
そんな時に、目を覚まさせるのが、女の役目じゃ。
女っぷりとは、そう言うものじゃ。 「女っぷり」、忘れるでないぞ。

佐和 : はい! (^^)

のぶ : はぃ。
茜 : はい。(^^)
仙人 : 何時になったら、皆 一人前になるのだ? 考えれば、頭が痛いわ!
わしは もう一度 寝る。
武田 : ぇっ 寝るって!?
仙人 : 金四郎! お浚いが済んだら、起こしに来なさい
遠山 : はい、宮宅先生。
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【 茜が南町奉行所に... 】
鳥居 : 来るに及ばずと申したに、 何故やって来た?
茜 : 鳥居様に、言い忘れた事が御座います。
鳥居 : 何をじゃ?
茜 : これからも、お江戸をもっと良い町にして下さい。
鳥居 : フン お前に言われるまでも無い!
茜 : いぃえ、私が聞いたり見たりした、悲しいお話 楽しいお話を、御奉行様にも
もっと聞いて頂きたいんです。 お江戸が、もっと素敵になる様にって。
鳥居 : 生意気を言うて...
茜 : (^^) また、叱られに来ます。
鳥居 : (茜が帰った後) 小癪な娘になりおって フ。
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【 紀州屋仁左衛門と武田のぶ。 】
仁左衛門 : のぶ様には、余計な お気遣いをさせてしまいましたぁ。
のぶ : 仁左衛門さんが、「その内 御一緒出来ると良いですね」と仰ったのを、
私 芝居見物にでも行くのかと勘違いして、「宜しく御願い致します」って
仁左衛門 : いぇ 私が〜 ちゃんとお伝えしなかったのが、いけなかったんです。
のぶ : 遠山様にも、御迷惑を お掛けして...
仁左衛門 : ァ〜 構いませんよ金四郎は、 ぁ ぃぇ 御奉行様には ァ (^^)
のぶ : 若い頃、よくお世話して 差し上げたのでしょう?
喧嘩の始末に 賭け事の後始末に... (^^)
仁左衛門 : ぁぁ ぁっはっは (^^) いや 若気の〜 至りです。(^^)
のぶ : 男同士っていいですよねぇ〜! 何年経っても、お互いの為に一生懸命!
仁左衛門 : 幾つんなっても、幼いままで はっはっは (^^)
のぶ : 私〜 仁左衛門さんに言われたのが、縁組の申し出だと分かった時、
ァ〜 本当に嬉しかったのです!
矢張り 女ですから、(^^) 嘘でも そう言って下さるなんて...
仁左衛門 : 嘘ではありません! 私は...
のぶ : ァァ 身に余るお話です。
仁左衛門 : おのぶさん、 改めまして
私と夫婦なって、一緒に〜 歩んでは貰えませんか?
のぶ : ァァ も〜ぅ少し...
仁左衛門 : もう少し?
のぶ : 信三郎が、 あの子が一人前になれた時、 それ迄は... ァ〜 ゥ
その時 未だ 気に掛けておいででしたら、また声を掛けて下さいませ。(^^)
仁左衛門 : お待ちします、 その時まで ずっと。
のぶ : 有難う! 仁左衛門さん。
仁左衛門 : 楽しみですねぇ〜! (^^) その日が。
のぶ : ァ〜 楽しみ... ですね。
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【 一風堂の縁側 】
仙人 : あの時〜 夢を見ておった。
茜 : どんな夢ですか?
仙人 : お前が〜 白無垢を着ておった。
茜 : 傍に 誰が居ました?
仙人 : 後は〜 忘れた。
茜 : ぁっは (^^) ァ〜
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【 北町奉行所 】
坪井 : 何をしておるんだ!? 全く もぅ!
坪井 : おい! 藤堂は 何処だ?
与力達 : えっっ!? いや〜ぁ?? ぃゃ〜ぁ??
坪井 : (溜め息) ぁぁ〜!
御奉行様も、居られぬのだぁ〜!? (溜め息) ぁぁ〜!
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【 佐和膳 】
佐和 : お幾つの時なんですか?
遠山 : ぅん 何がだぃ?
佐和 : 可愛い お人を取り合ってぇ、 仁左衛門様と 大立ち回りをなさったとか?
遠山 : はて? そんな事、あったっけかなぁ〜?

佐和 : 何だか 大層 華奢な方だったそうでぇ?
遠山 : ぅぅ〜ん? 忘れっちまったなぁ〜〜
佐和 : も〜う! (遠山の背中をペシッ)
遠山 : ぁっ テテ!
佐和 : ゥッ!
遠山 : 桜吹雪に 手形が! カッカッカッカッカ!
ぁっはっはっはっはっはっはっは (^^)
佐和 : ぁっ ふっふっふ (^^)
遠山 : ふっはっはっはっはっはっはっは (^^)
佐和 : もぅ ふっふ (^^)

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【 藤堂と武田が連れ立って、橋の上に差し掛かる。】
藤堂 : な〜ぁ? 信三郎。
武田 : 何だぃ? 逸馬。
藤堂 : 町の皆は幸せそうだぁ!
武田 : ぁぁ そうだ。
藤堂 : だが 皆の幸せを守るには、俺達は まだまだ半人前だ。
武田 :ぁぁ まだまだ だぁ〜!
藤堂 : 何時になったら、一人前になれるんだぁ?
武田 : そりゃ 分かんねぇけど〜 だが 多分〜
藤堂 : 何だ 多分って?
武田 : 俺の方が お前より先に、一人前になる!
藤堂 : 何だとぅ? もう一遍言ってみろ!
武田 : よし、 何だったら、駆っ競で勝負するか?
藤堂 : あ〜 望むところだ! 俺の勝ちだ!
武田 : よ〜し それじゃ行くぞ〜ぅ!
武田 : それっ!! 有難うょ 逸馬。
待て〜ぇ!!
藤堂 : ァ ゥォ〜 おおお〜〜〜う!
武田 : 逸馬〜!! 待て〜ぇ!!
藤堂 : 待てと言われて 待てるかぁ〜〜!!
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